お月さまほしい

アイドルとわたしについてのあれこれ

呪われないおたくへの道、覚え書き

人のおたくは難しい。

金銭や居住地域、学生・主婦・社会人などという立場の問題は勿論、対象と同じ次元で時を刻まなくてはならない。情報がどんどん押し寄せてくる。テレビ、ラジオ、雑誌、現場。

なによりアイドルにもそして彼らのおたくにも時代の波は押し寄せてくる。君こそがこの時代のヒーローだ!とメディアは彼らを消費し、同時におたくも彼らを消費する。「今」見なければもう二度とこの瞬間は帰ってこないぞ!推されているうちが華だ!などとといった脅迫は常につきまとってくる。

対象がその時代において私たちに見せてくれる全てを知らなければならないという呪いは周りのおたくを始め対象を取り巻く様々な要素からかけられてしまう。

原因が分かっているのになかなか呪いを解くのは難しい。

 そんな中、最近「あっ私呪い解けたわ」と思う瞬間が多々あったのでその時何を考え行動したのかをメモ代わりに記録しておく。

 

・自分の満足と幸せが得られるアイドル摂取量を正確に把握する

私は地方で下宿をし、その地域の中ではそこそこ高い時給をいただけるバイト先を探し出して稼ぎながら各所へ投資する学生である。卒業までに必要な単位は取れているが、今後の進路を考えて取れるだけ授業をとり、サボりもしない。正直チケット代がかさめば苦しいし、行きたい現場ですらなんとかなんとかたどり着いている感じだ。これが私の精一杯の努力だと感じているので、今のところ満足したおたくライフを送っている。

満足を得る為に摂取すべき量は一人ひとり違う。その為の努力の限度も一人ひとり違う。「これをしなきゃ、見なきゃ、聴かなきゃ○○ファンじゃない」「あなたは私より○○の為に努力をしていない」は幻想だと思っている。

自分で経験して、その都度自分と向き合い、どのくらい摂取するのか、その為にどのくらい努力をするのか、折り合いをつけていく必要がある。この見極めは孤独なトライアンドエラーを繰り返しながらするしかない。


  ・摂取量から「自分の判断基準」を正確に知る

 私の場合、舞台やコンサート自分の好きな人たちが関わっていようがいなかろうが「チケット売るよ!」のお知らせがあったときに「行く行く~~~~~!!今から払込み行くから待ってて~~~~~><」と叫びながら郵便局に駆け込む場合は見に行く。迷う気持ちが少しでもあればスルーする。

CDDVD類や雑誌、グッズ類も内容が分かった日や実物を見た日に購入を決めたもの以外は手元に置かないようにしている。

自分の摂取すべき量から判断基準を作っていくと、後悔の2文字をすっぱり捨てることが出来ることに最近気がついた。満足していてもうお腹いっぱいだったからお金も時間も使わなかったんだ!なんて納得できるからだ。

逆に判断基準の中では選びたい放題なので、ドラマ期間にどかどかテレビ誌を買うし、遠征も出来る。テレビラジオもがっつり全部チェックする日があれば、見る気聞く気が出た日にチェックするか〜とストックしてさっさと寝る日もある。


・時代の流れの中で必要な部分を嗅ぎ分ける能力を身につける

時代の流れの中で見逃したらダメなものは美味しくいただいて、まぁスルーしてもどうにかなりそうだわぁと思えば軽く受け流す、その為の嗅ぎ分け能力は身につけると判断に有益だと思う。

この嗅ぎ分け能力も経験に培われるものだと感じているので、まだまだジャニーズ初心者の私はトライアンドエラー を繰り返しながら成長させていくしかない。こればっかりは仕方がない。その中で心踊る場面に遭遇出来れば、この上ない幸せだ。


とは言っても明確な支持数の見えるツールが存在する限り、承認や「正しい」に呪われ続けるのだろう。それでも背負わず、自分の充実をなんとか勝ち取って行きたいし、好きなひとたちの一歩一歩をしっかりと見守っていけたら良いなと思う。

\おたくたのしい、これモットー!/


以上でーす!